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飲食店多店舗化『その1、基本コンセプト』

コンセプトメイク8ステップ
その1、基本コンセプトです。

コンセプトメイクを8つの切り口で
考えることで、明確になる。
8つの切り口が下記です。

  1. 基本コンセプト
    https://foodno1.co.jp/bg/archives/2370/
  2. 差別化コンセプト
    https://foodno1.co.jp/bg/archives/2375/
  3. 商品コンセプト
    https://foodno1.co.jp/bg/archives/2381/
  4. 接客コンセプト
    https://foodno1.co.jp/bg/archives/2390/
  5. 店舗コンセプト
  6. 販促コンセプト
  7. ターゲット
  8. オーダーストーリー

その1、基本コンセプト

コンセプトとは、
飲食店を『作り』『運営』『経営』
する中に全体を通して貫かれた観点、考え方

と定義します。

そして、

”誰に

何を持って

どんな価値を提供する”

このフレーズに沿って考える
言葉が基本コンセプトとなります。
2番以降の各項目のベースとなる
考え方です。

順に解説します。

”誰に

ターゲットです。(7)

ここが先ず重要です。
ここがずれたり、不明確だと
その後が曖昧になりがちです。

注意する点は、ターゲットと聞くと
性別、年齢層、属性などがイメージされます。

ターゲットをこの3点で考える時代は、
もう終わっているんです。

じゃあ、どんな表現をするのか?

3つの切り口にプラスして、
そのお客様が、飲食店に持つ
『 ニーズとウオンツ』『不満、不安』を
言語化する事で、明確になります。

例えば、
『チェーンチェーンしたファミレスに
嫌気をさしている洋食好きなサラリーマン』

『マグロに特化した焼肉屋的
マグロ料理専門店』

『外食が食生活の基本である男性サラーリーマンに
健康管理を考える必要性を排除した定食屋』

こんなイメージです。

続いて、

”何を持って です。

ここは、御社の独自資産を指します。

独自試算とは、何か?ですが
分かり易く言えば、御社の売りです。

メニュー、接客、店舗などの中で
お客様に最大の満足を売る事が出来る資産です。

ある物をアピールするのか?
新たに作るべきなのか?

これは、

ターゲットにより決まったり
提供するベネフィットより決まる事にもなります。

ここでは、総論ですが、
あなたのお店でしか、体験できない事や物
と定義します。

独自試算が明確だと、
ターゲットやベネフィットが
自然と明確になる事が主であります。

私のおすすめ独自資産は、
『看板メニュー』の存在です。

看板メニューとは、
それ一品で売上の20%程度を稼ぐメニューと
定義致します。

最後です。

どんな価値を提供する”(ベネフィット)

です。

詳しくは、

ターゲットとするお客様に
独自試算を通じて、どんな価値を提供するか?

という意味合いです。

ターゲットが持つニーズや不安、不満に
答える事や、

御社が持つ、独自資産により
ターゲットに提供できる価値であったり
する事になります。

考える道筋は、どこからでも構わないです。
後付け、先付けどちらでも構わないので
この3つの切り口をベースに御社の業態を
文章化できる事が大事であります。

如何でしょうか?

コンセプトは、このように考えると
作る事が出来ます。

クリエイティブな才能がないから
俺には、無理やわーじゃないですね!

自社の業態を
このフレーズに沿って
再定義することを行って下さい。

どこを強化するべきか?

見えないでしょうか?

この考え方さえ理解すれば、
永遠に新しいコンセプトは、
生み出せそうじゃないでしょうか?

人は、基本新し物づきです。
同じ見た目の焼鳥屋でも、焼肉屋でも

独自資産
ターゲット
ベネフィット

の意味合いを理解するだけで
業態構築の切り口は広がります。

フランチャイズやチェーン化の発想は、
全てここからと言っても過言じゃありません。

旅先で体験したこの体験を
自宅近くでも出来れば良いのになぁ?

関西で提供している価値を
九州の方々にも提供したいなあー?

こんなイメージじゃないでしょうか?

コンセプトに於ける
基本コンセプトです。

大きく物事を見ると
その本質が見えないです、詳しく分解して
見る、理解する事で、難しさが薄れてきます。

是非、自社業態のブラッシュアップに
繋げて欲しいです。

次回は、差別化コンセプトに入ります