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『3店、5店になった経営者が犯す間違いシリーズ』
その1:評価制度の導入

3店舗、5店舗になると若干変わる経営者のステージ

3店舗の苦しい体制を乗り越え
5店舗体制にやっとなった・・・

3店舗時代は、お金のやりくりに
最も時間と気力を消耗したのでは・・・

その苦しみを乗り越え、そこそこの
借入も抱えての5店舗体制です。

3店舗時の10名以下の社員体制から
大きく変わったのは、創業を知らない
層が加わり社員数も2桁以上に、

社歴や外食経験年数等により
当たり前の基準も変わり、社長1人の
目では、全体を見渡せない・・・

そんな不安が大きくのし掛かる

SNSやメルマガから悪魔の囁き

お金から人材の管理に目先の不安が
変化するのが5店舗レベルじゃないでしょうか?

入社もあれば、退職希望もポツポツ、
組織体制の安定に課題が目につく時期です。

そんな時に目に付くのが、
メルマガやSNSから流れてくる情報

『人事評価制度が人材を育てる』
『評価制度なくして人材育成の仕組み化なし』

こんな文言の投稿です。

ついついクリックし、個別相談を
申し込みたくなる

ピンキリあるが、導入コストの不安?
面談で提示される初期コスト、
上手く設計された初期費そこそこでの
月次の分割費用での提案、

これなら導入できると思い、印鑑を押す!!

コンサル中心に約6ヶ月

ほぼ完成し、テストランも進んでいる。
導入から1年経過・・・

退職が後を経たない
組織体制の確立が全く出来ない状態

こんな事例が一つや二つでは、無いのが
現実と耳にする事が多いものです。

評価制度がうまく機能しない訳○種

なぜ評価制度が機能しないのか?
トータルで月次を合計すると、数百万

今も尚、評価者研修と名を打つコンサルが
継続している・・・

モグラ叩きの様な現状は変わらない。

この要因は何か?

評価制度が持つ2面制
評価項目への理解、準備不足
評価制度自体の不備
店舗実績と配属の平等制

等々、評価制度を機能させるには、
評価制度というファイルを一つ作るだけ
では、全くもって機能、理解されない

複雑な一面がいくつもあるからです。
導入から機能するに至るまで、2年、3年
の歳月をじっくりかける事、覚悟が必要なんです。

社員育成を放棄する為の制度となってないか?

評価を公平にする事と育成する事は、
全く別のことです。

ここを間違っていないですか?
理解してますか?

社員の評価をある一つの基準に
伴って公平化するのが、評価制度です。

それ以上も以下もないのが現実です。
評価制度自体にそれ相当の価値を持たせる事
ややり甲斐に繋げる事は、制度構築後に
取り組むべき事なんです。

制度が出来た事で、育成を放棄してないか?

この視点が最も大きなポイントです。
育てなければ人は、中々育たないものです。
でも、育てれば着実に少しづつでも
人は、育つものです。

これが原理原則です。

評価制度が社員の育成の更なる向上と
なる様に、構築後の扱い、制度が生きる
仕組み作りを引き続き行う事です。

評価制度が生きる仕組み作りは、
別途次回にでも書きたいと思います。

今回はここまでです。