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飲食店経営者が犯しやすい間違えその6『売上、利益目標の設定』
展開初期の飲食店経営者が
その意味合いの理解が浅く
間違ったり、不十分な業務進捗をしがちな
8つのポイント その6『売上、利益目標の設定』です。
売上や利益は結果であって結果ではダメ!
日の売上、月の売上、年の売上
売上にも色々あるが、結果数値として見ている様では、
なんの意味もない数値でしかない。
増してや、利益に於いては、年が終わり
決算しないと分からないと言う先も
少なくないのではと思います。
多店舗化を目指すに、数値管理は
絶対条件であり、管理無いままの展開は、
リスクの拡大と成りがちです。
数値管理とは、何を管理するか?
では、数値管理とは何を管理するのか?
ですが、いかがですか?
何を管理していますか?
全ての管理は、
『理想と現実』
この2つを管理する事を指すと
私は定義しています。
売上、利益の理想とは?
数値管理とは、
理想の売上、利益と現実の売上、利益を
比較し、理想に近づける施策を打つなど
検討する事を指すと定義すると、
理想の売上、利益の設定が必要です。
理想の売上、利益の事を
『事業計画』と言い換え活用しています。
そうです。
先ず新規の店舗の際は、想定する事業計画
の売上、利益が目標値となります。
事業計画とは何か?
事業計画とは、
開業するお店の投資を明確にし、
その投資を何年で回収するのか?を
想定した数値計画のことを指します。
例えば、開業に掛かる投資が
1000万円とすれば、この投資を3年で回収すると
決めると、毎年3333千円の利益が必要になります。
故に毎月の利益が、3333千円➗12ヶ月の約300千円程度
必要になる訳です。
投資回収は、基本3年以内が理想と
されています。
しかしながら、早期多店舗化を図るや
会社の資金繰り等を考える中で、1年や1.5年に
短縮した計画を組むのは、あなた次第です。
その回収計画から導き出した利益を
出すためには、原価が◯%、人件費が金額で〇〇◯円
の何%、経費、賃料が〇〇円、だから、売上的には、
〇〇◯万円が必要になる。
と、必要利益から、必要売上を逆算する訳です。
そして同時に、各経費の標準値をそこで
設定し、実営業で管理するのです。
利益から売上を逆算で求める。
その過程で、各経費の標準値を設定する。
繰り返しですが、大事な考え方です。
以上の流れにて、目標売上と利益を
設定するのが、あるべき考え方と、
私は、定義しております。
そして、営業二年目以降に関しては、
一年目の数値を見て、売上アップ比率、
利益率や収益アップ比率などの方針を出し、
その方針に沿った目標額を年間予算として
定め、毎月の営業に繋げる型で管理して行きます。
売上、利益は、結果では無い!
目標値を定め、逆算で定める。
ここ大事なポイントです。
まとめ
売上、利益は、結果数値ではなく目標値として定める
目標値として定めるには、事業計画の策定がベースとなる。
投資回収期間の設定がベースで三年以内
回収に必要な利益を定め、逆算で利益を算出する。
以上です。