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飲食店多店舗化『その5、店舗コンセプト』
コンセプトメイク8ステップ
その5、店舗コンセプトです。
コンセプトメイクを8つの切り口で
考えることで、明確になる。
8つの切り口が下記です。
- 基本コンセプト
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2370/ - 差別化コンセプト
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2375/ - 商品コンセプト
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2381/ - 接客コンセプト
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2390/ - 店舗コンセプト
- 販促コンセプト
- ターゲット
- オーダーストーリー
その5、店舗コンセプト
店舗そのものの考え方と
店舗の立地、及び事業計画に於ける投資の部分までの
結構広範囲に定める部分を言います。
先ずは、店舗そのものです。
基本コンセプト、差別化コンセプトに関連する
ハード(店舗内外)のデザイン、レイアウト
などを指す部分です。
先のメニューコンセプトの際に事例として
挙げた、丸亀製麺が分かりやすい事例です。
丸亀製麺は、四国の地元うどん工場がコンセプトです。
出来立てのうどんをぶっかけ、釜揚げで
うどん自体の旨さを味合うお店です。
故に、デザインやレイアウトは、工場です。
製麺機が見える所に設置されてます、作業工程も
フルオープンで工場のようです。
工場のように、うどん粉が積み上げられ、
雰囲気を作り出しています。
また、私が作り上げたチャオチャオ餃子は、
小規模、少メニュー、少人員で明日への活力を
与える餃子専門店です。
このお店は、接客コンセプトでも挙げたように
元気を表現する仕組みがあります。
故に、お店のレイアウトは、お客様との
距離感が大事である為、基本は、カウンター中心の
レイアウトで、5〜10坪程度のお店が主体でした。
大事なのは、お客様と直接向き合えるお店である事で
距離感が近い、カウンターレイアウトだという点です。
続いて、立地と規模感です。
店舗スタイルが、フリースタンディングか
ビルイン系か?が先ずあり、立地です。
大きくは、
フリスタ=郊外ロードサイド
ビルイン=都心の繁華街など
と、大きく区分されます。
これは、後で出て来ますが、『ターゲット』とする
客層が多く居る立地となります。
ターゲット以外では、事業計画に於ける賃料の高低に
よる立地条件の違いがあります。
ファミレスは、幹線道路の交差点角地が理想です。
しかし、幹線道路沿いの交差点角地となると、賃料は、
割高です。
分岐点を下げる為に、生活道路沿いや角地を解除したり
する事で、賃料単価を下げて収益性を高める考え方も
企業によっては、ある考え方です。
規模感は、基本コンセプトや接客コンセプトにも
寄りますが、大きくは、投資に関係する点が大きく
関係することが多いと思います。
店舗展開をする際に資金の問題は常に付いて来ます。
その際の投資金額を下げる意味合いでは重要なポイントです。
投資を下げる事と小規模店を作ることは、
ドミナント出店を可能にし、展開スピードを
向上させる意味合いもあります。
まとめると
・立地
・店舗形態(ビルイン、フリスタ、SCなど)
・デザイン、レイアウト
・規模(坪数、席数)
・投資金額(投資、賃料)
以上の5項目を中心に店舗のイメージを
明確化するのが、この項目である、
店舗コンセプトの内容であります。
デザイン的な観点が先行しがちですが、
その他と合わせて、トータルで決めることが
大切な観点です。