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飲食店多店舗化『店長育成カリキュラム実践編』その8

30日で店長を育成するカリキュラム

エフワン店長育成カリキュラム その8

『その他経費管理』です。

その1、店長育成カリキュラムの全体像
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2033/
その2、店長の定義設定
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2175/
その3、店長の役割明文化
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2180/
その4、店長の5大職務
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2187/
その5、自店舗の業態コンセプトと標準事業計画
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2198/
その6、年度計画と年間予算の策定
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2210/

その他経費管理

この章は、経費管理のあり方に

ついてです。

前章で、売上、原価、人件費の

管理のあり方を学びました。

ここでは、それ以下の経費の管理です。

具体的には、

水道光熱費、消耗品、広告宣伝、

雑費、衛生費、什器備品費

賃料、リース料、通信費等々の管理手法の理解です。

第一ステップ

固定費と変動費に分類する

上に挙げた経費の性質上、毎月同じ額の

経費と行動により変動する経費があります。

雑費や衛生費、賃料、リースなどは、

固定費です。毎月同じです。

この金額を覚えるだけです。

変動費は、消耗品や什器備品、広告宣伝

そして、水道光熱費が該当します。

この変動費の管理手法が大事です。

一般的には、経費を殺すと比喩します。

殺すは、ある意味固定費化するイメージです。

例えば、消耗品費に関しては、

発注作業により経費が動き、変動します。

この性質を管理するには、発注業務を月1回

月初(先月末)に行い、月末までの予測使用量を

発注するというルールとすべきです。

その為には、各消耗品毎の月間使用量を

把握しておく必要があるだけです。

最悪、月末になり切らしそうであれば、

最小単位のみ追加する

この発注手法で、月間の消耗品額は

掴みやすくなります。

予算=発注数の考え方で管理です。

水道光熱費は、

使用量*単価が金額です。

ちょっとややこしい従量料金制の計算

さえ理解すれば、難しい計算ではないです。

ですから、使用量予測を日々のメーターチェック

で予測し、日々のチェックを継続する事で

異常値なども早期発見可能です。

その他、広告宣伝費などは、

月ごとの販促計画を先手先手で計画する。

このスタンスを確立することが重要であり

効果を得る為にも必要です。

まとめると

先ず、経費の内容内訳を理解する。

そして、固定費、変動費に分類

固定費は、一覧表で管理

変動費は、発注作業を一喝することで

費用を月初でほぼ確定させる。

水光熱は、メーター管理の日々の使用量を

把握し、計算で予測する。

以上であります。

細かな事の積み重ねですが、

店舗の数値管理は、この諸経費管理が

人件費管理、原価管理の元になります。

細かな作業と数値の積み上げが月の年間の

数値になることは間違いなしです。

小を積み上げる、”小積為大”です。