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飲食店多店舗化『店長育成カリキュラム実践編』その3
30日で店長を育成するカリキュラム
エフワン店長育成カリキュラムその2
その1、店長育成カリキュラムの全体像
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2033/
その2、店長の定義設定
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2175/
その3、店長の役割明文化
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2180/
その4、店長の5大職務
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2187/
店長の役割明文化
前項その2にて
店長の定義を短文にまとめました。
第3項では、
その短文にまとめた要素を
拾い出し、店長の役割を
細かく明確化する事が目的です。
御社の定める店長の定義を分解しましょう。
(御社の定義)
例:店長とは、
会社から預かったヒトモノカネを
最大限活用し、お客様と共に働く従業員を
歓喜させ最大利潤を追求する人。
この例文に沿って以下進めます。
先ずは、ヒトモノカネの意味です。
ヒト:社員、アルバイトを指す
モノ:店舗全体、メニュー、各種機器など
カネ:経費、費用(人件費、水光熱費、販促費など)
であります。
『最大限活用する』とは、
ヒトに関しては、社員、アルバイトに
仕事、作業をマスターさせ
最大パフォーマンスが発揮できるよう
教育訓練することです。
モノに関しては、
各種機器がメンテナンスをキチンとされ
性能が十分に発揮できる状態を維持することと
キッチンの中の食材の準備です。
入客数予測に基づき、食材が準備されている
食材自体もキチンと鮮度や状態が管理されている
事が前提であります。
カネに関しての最大限活用とは、
ヒトモノを大事に活用する事が込められます。
無駄なく、大事に使う事でお金の節約になります。
また、全ての人モノは、お金になります。
そのヒトモノを使い切る、余らせない事であります。
お客様を歓喜させるは、
満足→感動→歓喜の順のように
自店に来店頂いたお客様を満足、感動レベル
以上の歓喜レベルの満足を与える事です。
その為の定めるコンセプト通りの
運営を実施することとなります。
共に働く従業員も歓喜させる
ここは2面性があります。
一つは、社員、アルバイト個々人の
満足レベルをここの働く目的の達成等で
叶えることです。
しかし、それだけでは、歓喜レベルには
遠いです。
歓喜レベルに到達するには、
自分の働きでお客様を歓喜させれる事が
できることに気づき、人に影響を
与えれる事や与えれる人である事に気づく事
が含まれます。
自分の成長に自分で気づく事で
働くことの満足感が大きく向上すると
私は考えております。
最大利潤を追求する。です。
仕事の目的に利益の追求は、必須です。
利益とは、継続のための経費と考えます。
お客様と従業員に満足を与えつつ、
その満足を継続する為の利益をも
出し続けることが店長には求められます。
お客様、働く従業員、そして会社の
3つの満足を継続的に獲得し続けることが
店長の使命となります。
以上、如何でしょうか?
店長の定義の言葉の意味を
具体的に書き出すことです。
人は、知識や経験により同じ言葉でも
違った理解をすることがありがちです。
また、これからの日本には、外国人労働者が
必須になります。
その際には、文化の違いにて
言葉の意味の違いが起こります。
誰でも、いつでも、どこでも
同じ価値がお客様に提供できることが
求められるのが飲食店です。
共に働く人々全てが正しく楽しく働き
お客様に最大の満足を提供できる
お店を作り上げる為に、会社が定める
店長とはの定義を店長が正しく理解することが
この章の目的です。
社長が定める店長の定義を
具体的に、間違わないよう明文化しましょう。
共通認識が重要なポイントです。