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飲食店多店舗化 評価制度導入の3ステップ『その1』
評価制度導入の意義(年商10億以下)
導入の目的は?
導入で社員は、やる気になるか?
この2点が重要なポイントでは、
無いでしょうか?
導入目的
→社員がやる気になる事と
なりがちですが、それが全てでは無い
ように私は思います。
その2導入の注意点
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2117/
その3
活用方法と活性化の為のポイント
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2138/
一般的な事例や私の体験の中でも
社員がやる気になる為に、
即ち、働くことや成果創出に対しての
納得感を作る為の評価制度は、
余り上手く行ったという手応えは、
無いのが現実です。
思い返すとその理由は、
評価制度と業績の向上が
リンクしていないから、
連動しない、させれてなかったから
と、推測できるからです。
評価とやる気は、継続する事が
非常に重要なポイントであります。
継続に必要な要素は、大企業でない限り
好業績であり、収益であります。
だから、
評価制度の導入は、
業績の向上、売上、利益のアップに、
延いては、会社の成長にダイレクトに繋がる
事が非常に重要なポイントであると
私は考えております。
この理屈は、あくまでも
年商10億円以下、店舗数10店舗以下
の飲食企業をイメージしての思考であります。
では、どんな評価制度が必要か?
当たり前だの評価制度のように
結果評価の指標では、全く意味なしです。
結果評価とは、
できたか、できてないか
達成したか、してないか、
この視点です。
これではなく、達成に繋がる過程
や成果に直結するノウハウの過程
イコール 『プロセス』を評価する。
この考え方が、必要であると思います。
結果でなく、結果に至る過程が
結果を生むとの思考です。
プロセスを体得すれば、再現性の確率は
高まることとなります。
継続的に成果創出、そして、評価を得る流れに
繋がるものです。
プロセス評価をするには、
評価制度を作ることの前に
成果に繋がるノウハウ、マニュアルの構築が
前提であります。
マニュアル通りにノウハウを実施した、
その結果、想定する成果が出る。
この考えが前提であるからです。
小さな企業レベル時は、
全てが教育的観点である事が
理想です。
評価基準が、マニュアルやノウハウを
使う事、そのプロセスを使う事で
評価されるんであれば、マニュアル活用は、
絶対条件となり、成功確率は、グーンと
向上します。
いかがでしょうか?
この流れのように考えると、
評価制度を導入し、社員にモチベートする
為には、業績向上につながるノウハウを
先に構築する事が第一であり、
そのノウハウを活用することを評価指標とし、
活用を繰り返し行うことで、社内に一本の
ラインが通るように成長するイメージです。
多くの会社の評価制度は、
言わば、社員の給与を、賞与を
抑える理由の為の制度であり、
組織活性化のツールになり得ないものを
導入しているのが、大多数じゃないかと
思っております。
やはり、大事なことは、
売上を上げる、
リピーターを作る、
収益性を上げる
高い生産性を得る、
人材が集まる楽しさがある・・・
この様なノウハウを仕組み化する事が
大前提であります。
評価制度が会社の成長を担保するものではなく
成功ノウハウが成長を担保するものです。
ノウハウをきちんと活用することを
評価指標とすることで、側面から会社成長を
支援するものであるべきです。
成果が上がり、会社の成長に繋がり
人材育成の道具にもなる、
贅沢ですが、そんな評価制度が理想です。
繰り返しですが、小規模飲食企業が
5店舗の壁を突破し、2桁レベルに
成長するを前提です。
以上、評価制度導入前の注意点、
導入の意義についてです。
次号では、
導入に際しての注意点を2つの切り口で
まとめたいと思います。