飲食店多店舗化『その3、商品コンセプト』
飲食店多店舗化『その3、商品コンセプト』
コンセプトメイク8ステップ
その3、商品(メニュー)コンセプトです。
コンセプトメイクを8つの切り口で
考えることで、明確になる。
8つの切り口が下記です。
- 基本コンセプト
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2370/
- 差別化コンセプト
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2375/
- 商品コンセプト
- 接客コンセプト
https://foodno1.co.jp/bg/archives/2390/
- 店舗コンセプト
- 販促コンセプト
- ターゲット
- オーダーストーリー
その3、商品(メニュー)コンセプト
コンセプトとは、
飲食店を『作り』『運営』『経営』
する中に全体を通して貫かれた観点、考え方
と、その1基本コンセプトで定義しました。
そして、
”誰に
何を持って
どんな価値を提供する”
かを、文章で表現する事と!
で、商品メニューコンセプトは、
この文面の『何を持って』の何を挿す部分と言えます。
コーヒーで考えましょう!
差別化コンセプトでも考えましたが、
コーヒーを売る3つの店舗、
スタバ、ドトール、セブンイレブンでしたね!
お客様の利用同期に応じて
それぞれが成り立ち、千、万単位で展開しています。
その中で、例えば、
通勤途上で、始業前にすきっと目を覚まし
今日の業務のスタートダッシュをと考える
サラリーマンは、出勤途上に会社の近くの
コンビニで、
引き立ての
マイルドな
100円コーヒーを
オフィスの自分のデスクに持ち込み
今日の段取りを考えつつ、飲みます。
このようなパターンでコーヒーを
欲するターゲットには、手の込んだドリンクより
手軽にさっと飲めるドリップコーヒーや精々、ラテ程度が
マッチすると考えられます。
また、これまでの主流であった
缶コーヒー、ボトルコーヒーではなく
引き立てのドリップコーヒーという
付加価値があれば十分です。
このように、ターゲットの利用同期と
そのお客様が求める価値(ベネフィット)を
想定して、その提供価値似合う商品を準備する訳です。
上記のサラリーマンには、
〇〇◯マキアートや〇〇◯フラペチーノは
必要ない場面であります。
続いて、うどんで考えてみましょう!
うどんと言えば、今や丸亀製麺が浮かびますね!
丸亀製麺は、
四国うどん県の製麺工場がコンセプトです。
製麺工場で、お昼時に近隣の住民や労働者が
自分の茶碗を持参で、打ちたてのうどんを
さっさと茹でてもらい、生醤油で頂くぶっかけや
出汁に付け頂く釜揚げうどんを気軽に提供する
このイメージを再現したうどん店です。
だから、製麺機が店内にあり
うどん粉が積んであり、オープンキッチで
調理工程が見えるようにレイアウトしています。
その中で、茹でたての讃岐うどん
揚げたての天ぷらという付加価値を
加えて提供するお店です。
価格に於いても
ぶっかけや釜揚げのような単純なうどんは、
300円代〜500円までの低価格で提供しています。
そして、何よりクイックサービスです。
気軽に
気軽に
出来立て、手作り、目の前で
本場四国の讃岐うどん
というコンセプトを実現しています。
このように商品メニューコンセプトは
お客様の利用同期に合わせた価値や
お店自体が提供したい価値をメニューで表現する
事を指します。
俗にいう、看板メニューと言い換えることも出来ます。
まとめると
コンビニコーヒーは、
『引き立て100円ドリップコーヒー』
丸亀製麺は、
『出来立て、手作り、目の前で
本場うどん県の讃岐うどんを』
こんなイメージでメニューを作り
お客様に店舗コンセプトを表現している訳です。
飲食店は、メニューで商品コンセプトを
表現すべきです。
しかし、時には、商品、接客、店舗作り
トータルで提供価値をイメージする事も
あります。
特にお酒を主とする業態は、トータルの
イメージが商品となる場合もあります。
コーヒーとうどんを事例として
書いて来ました。
如何でしょうか?
基本、差別化の両コンセプトを
ベースに一度自社の商品コンセプトを
考えてみて下さい。
御社の看板メニューは、何ですか?]]>