理由その１

コロナ禍を再度思い返して下さい。皆々様いかがでしたか？
数々の施策をあまり深く考える事なく、連発した事だったと思います。
初めての、パンデミックであり、お客様が全く来ない、その先が見えない毎日でした。

その中で、コンセプトやポジションなどというゆとりすら無かったのが現実です。

そんな中、少しづつ平常を取り戻す中、周りを冷静に見ると、見えてきた景色は、
コロナ前からの繁盛店と普通のお店には、大きな違いがありました。
元々の繁盛店は、売り上げの戻りが早い、また、色んな施策を行ってもその反響が高いという事実が明確に見えた筈です。

積み上げてきた信頼感＝コンセプトへの評価が現れた結果だったんです。
お客様は、自身の中で、高評価のお店を選び、厳しい中では、選択するのです。

お客様の信頼感＝コンセプトへの信頼感
それが、選ばれる『一人勝ちのポジション』という事です。

理由その2

未曾有のパンデミックの中でも選ばれるお店で働く社員の気持ちは、どうだろう？
多くのお店は、今日も来店数数名、10名との中、自分の店は、いつも通り、時間制限があっても、わざわざ来て下さる。こんな経験をした訳です。

この経験は、働く社員に大きな自身とプライドを与える結果となりました。

これまで自分達が行って来た仕事のスタイルが、正解だった！お客様に伝わっていたんだと
大きく理解できる毎日であったと思います。

忙しいお店は、確かに大変です。
でも、このコロナ禍という期間を経て、その大変さが、喜びや自信、プライドに変わったんです。
更にプライドを持ち、今現在も働けるものです。

未だに不安を抱え日々を送るお店と比べると、比較にならない差がここで生まれます。
お客様にとっての良いコンセプト、一人勝ちポジションのコンセプトが働く社員に結果的に
自身とプライドを与え、大きな安心感をもたらす事となったんです。

『一人勝ちポジション』は、お客様と働く社員に大きな信頼感を与える事となったんです。

お客様から選ばれるコンセプト＝一人勝ちポジション
このコンセプトの不明確さは、究極は、その存在の有無と言えます。
美味しい、嬉しい、楽しい、感動する等の体験は、記憶に大きく残り、普通の体験は、川が流れる様に流れ去って行きます。

何を料理と時間と共に、お客様に売るのか？
それが、コンセプトであり、独自化したコンセプトが、一人勝ちポジションです。

真似やパクリのお店は、お客様の記憶に刻まれないものです。
一時の流行のお店なども、記憶から早期に忘れ去られます。

如何にお客様の記憶に残るか？
これが、私達の本当の戦いであり、仕事なのです。

一度来てくれたお客様がまた来店頂ける。
この当たり前の様な貴重な事象を必死に求める事が私達の仕事、戦いです。
この弛まぬ努力が、未来を作る原点となるのです。

リピートが付かないお店は、早期に終焉を迎える。
リピートだけが、未来を作るのです。

あなたの未来を作るコンセプト、それが一人勝ちポジションなんです。

ではここでは、『一人勝ちポジション』を作る手順を順に紹介して行きます。
大きく５つの要素で『一人勝ちポジション』は構成されます。

1. 業態コンセプトに於ける２つの基本コンセプト
2. ２つの基本コンセプトをベースに選ばれるQSC へ展開する
3. 基本コンセプトのQ S Cを店舗運営のマニュアル化する
4. 価値提供のリターンである売上、経費の基準を決める
5. 業態コンセプトと数値基準を理解した店長を育てる

この５つの流れをピックアップして、
実際にテンプレートを活用し、
作り上げるのが、実践セミナー又は、
個別相談会であります。

頭の中で理解しても、
それを現場で表現することに
繋げる為に仕組み化し、
店長に教育する事が必要です。
その為には、経営者の頭の中では、
明確なコンセプト、事業計画、店長の理想像が出来ている事が求められます。