• 飲食店経営者の仕事

飲食店多店舗化『店舗展開には、3Sが必要』は変わらないが・・・

店舗展開を行う業態は、魅力的でないお店? 3Sを行うと、お客様目線で見ると魅力的でない お店になると誰もが思い込んでいる節がある。 魅力を減らし展開する意図がどこにあるのか? 果たしてその考え方は、正しいのか?

3Sの目的は何か?

①Simplification ・・・単純化 ②Standardization ・・・標準化 ③Specialization ・・・専門化 この3つの頭文字です。

①Simplification ・・・単純化

これは、料理マニュアルの様に食材とその調理手順が 順に記載してあり、何をどの順番でどうの様に調理する のかを分解し、表記する。そんな技術です。 料理を盗め!的な発想を単純に置き換えた思考

②Standardization ・・・標準化

作業のやり方を最良の手法で統一する事で 誰が行っても同じ結果ができる様に仕組み化 する事

③Specialization ・・・専門化

ホールでもキッチンでも職種別で作業を分業し より効率的に作業が完成する様に考えた分業システム。 ex:焼場担当、揚げ場担当、洗い場担当、ホールの テーブル担当制etc それぞれの意味を列記したが、列記する事で 見えて来る事があると思います。

何の為に行うのか?

目的です。 これは、ある目的を果たす為です。 そのある目的とは何か? それが、そのお店が掲げる価値を確実にお客様に伝える為です。 決して、価値を平均化、平準化する為ではないんです。

価値を平均化、平準化するのではない!

お客様に提供する価値を下げるのが、 3Sであり、店舗展開という考えは、全くの間違いです。

あくまでも、価値を提供する為の技術です。

定めた価値=コンセプト これを如何に多くの方に、いつも同じに提供する為には、 誰でもできる必要がある。 この考えが前提にあり、その為の技術として3Sがあるんです。

3Sにより、価値が最大化する

より多くの方に、この価値を提供したい! この経営者の考えが、3Sを開発した。

大事なのは、提供価値の中身です。

あなたは、どんな価値をどの程度のお客様に 伝えたいのか? 然程多くの方には、伝えたくないのであれば、 その価値を3S化する必要はないでしょうし、 あなただけができる技術で置いておく方が 希少価値となるでしょう。

そして、事業計画です。

想いであり、売上規模です。 売上規模=販売数量ですから、売上規模を高く設定すると 沢山販売する必要性が単純に高まりますよね! 逆に高い価値のものを、即ち高単価なものを 売るという思考もありますね

高い安いだけが価値じゃない

高いから高価値 安いから低価値 とは一概には、定義できないものです。 価値は、人によります。 安いのも価値の一つでもあります。

まとめ

3Sは、価値を一定レベルを保ち提供する為 の技術である。 多くものを販売する事は、価値を下げることではない。 況してや、この競争社会にて価値を下げるという発想自体が 自滅的発想であります。 提供したい価値とその事業計画を明確にした戦略である事です。 あなたは、どんな価値を提供したいんですか? ここが原点です。]]>