• 飲食店経営者の仕事

飲食店多店舗化『社長の可能性にチャレンジしている姿が社員を育てる』

人は良くも悪くも人に影響されるもの 多くの経営者の悩み事には、人材に関する悩みが 非常に多いものです。 一つは、育て方 もう一つは、仕事に取り組み姿勢 この両面での悩みが主ではないでしょうか?

そんな中にも類稀な事例も存在する

社長は、人材育成という観点に余り執着せず、 自分が目指す理想に向けて、ひたすら実直に 誠実に日々楽しそうに仕事をされている。 こんな社長様も稀に見る事があります。 社員の成果が上がらない際は、勇気づけ 現状を聞いてやり、間違いなければ、自信を 持って継続しろと励ます。 結果でなく、プロセスを重視し 成果に繋がる流れに寄り添う姿勢を 貫いている。 社員からは、信頼され多くの報告や 進捗、時には、アドバイスを求めれるなど 良好なコミュニケーションを実現している。

この様な会社の社長は何が違うのか?

常に人に関する事で悩み、苦しむ社長 常に自分の目指す先を見て、真っ直ぐに 突き進む社長 前者と後者の違いは、『姿勢・後姿』の違いと 言えると思うのですが、如何でしょうか?

社長の後姿から見えるもの

常に難しい顔をして頭を抱えている姿 元気溌剌で生き生き楽しそうな姿

リーダーの姿は、こうあるべきです。

まったく持って悩みのない経営者など 存在する訳がないと思います。 しかしながら、姿勢の違いがある経営者の姿が いく通りか見られるという事は、何が違うのか? それは、 悩みの元である問題点を解決する方法に 違いがあることになります。

その違いは、手順の違いです。

一方は、 兎に角育てよう、育てようと 一生懸命頑張る。前向きです。 他方は、 育てる前に、指導、助言、アドバイスの前に 社長自身が生き生きと楽しく働く姿勢を 兎に角見せる 双方の良い悪いの差は、軽微なものと思います。 しかし、社長の悩みとなる社員育成に関しては、 大きな差が出る事が多い様に感じます。

実際の私の体験でもあります。

当初の私は、間違いなく先の事例で言えば、 最初の経営者でした。

育成の恩着せがましい奴でした。

教えてやってる、 悩んだら聞きに来い 言われた通りに先ずはやれ! だいたいこの3言ばかりでした。 取っ替え引っ替え各社員と面談、ミーティング を日課の如く繰り返す、会議もオンステージの如く 4時間、5時間時には、7時間も話しまくる・・・ 頑張っていた感は満載でしたが、 自分自身が満足していたかというと 全く満足感なしの状態でした。 中々反応をくれない社員達をどんどん 追い詰めていただけだったと思います。

ある時、

新規開発のチームが余りにも 成績が悪く、新規の出店が停滞であったので、 その実務に私が主として行う、行わざるを得ない感で、 東西、南北を飛び回り、開発に専念していた時期でした。 それでも会社は、問題なく回っていました。 むしろスムース感が増している様にも感じました。

更に開発に注力する

新規の加盟店の開発や新物件の開発が それなりに決まる様になり、新規の研修生が 入ったり、物件候補がどんどん出てくる事で 各部門に仕事が流れ出した訳です。 開発チームを切欠に、コミュニケーションが 会社内に復活し、生き生き感が蘇る感じが して来ました。

経営者としての役割を果たしてなかった

教える、教育している事に酔い 会社の業務の流れがどこで詰まっていて それをどの様に解決するか? その際の最も優先する業務を見る事なく 教育の押し売り屋となっていた為 全体の会社が見えてなkったんです、 偶々の開発チームの不甲斐なさの為 そこに自分が身を置く事を仕方なく行った事が まさかの正解となり、会社が活性化しました。 私自身も新規の開発が決まる為 その達成感も大きくあり、楽しく開発業務を 行えていた上に、社員、各部署自体が自主的に 業務を行う様になった事でダブル、トリプルの 嬉しさ、楽しさを感じ、 この年は、年間の開発数を20%も超える 成長ができた一年になったんです。

口じゃなく、姿勢が大事なんです。

言葉は、6、7%しか伝わらない。 でも、姿勢が素晴らしいと認めている人の言葉は、 120%130%も伝わる。 社長の様な人になりたい、上司の姿が目標です。 この様に部下に、社員に思われる様になると その人に言葉の影響力は数百倍となります。 寧ろ話さなくとも、勝手に動き出します。 大事な事は、姿勢です。後姿です。 社員を育てるには、 先ず、自分が見本になる事です。 社長の様になりたいと思われる自分を作る事 これが社長の1番の仕事です。 憧れとでも言うか、その社長の姿を通して 部下、社員は、将来の自分の姿を感じるのです。 そしたら、動き出します。 社長のあり方とは、 部下が想像できない、魅力的な未来を感じさせる事 です。 これが中小飲食企業の成長の原点であります。 如何でしょうか? 社員がどうこうは、一旦横においてでも構わないです、 自分の創業の際の夢やヴィジョンを再考して下さい。 自己の原点は、ワクワクする想いがたくさん詰まっている 筈です。その原点を忘れる事なく、楽しむ事を大事に日々を 送る事です。 楽しさ、愉しさが、人を成長させます。    ]]>