タッチパネルオーダーシステムの是非を考える
オーダーのタッチパネル化の是非を考える
ロードサイド型の
ステーキハンバーグ業態が好調の様です。
大阪豊中のブロンコビリー
平日の夜でも、常に満席が続いている。
オープン後、3か月くらい経過かな?
同じ豊中の三国に
ロイヤルホストの姉妹店である
カーボーイ家族がある。
こちらも、そこそこ繁盛しているが
連日平日満席まではいかない。
この両店の違いを考える中で、
違いは、メニューに置いては、
種類、品数、大きな違いはないが、
唯一、ブロンコには、
明確なブロンコハンバーグという
看板メニューがあることです。
その他の面では、ブロンコは、
シズル感が満載です。
客席に案内される道中に、
かまどのご飯、炭火焼のコーナーの厨房が
目に入る作りです。
カーボーイ家族は、普通のファミレス
的なレイアウトです。
もう一点、大きな違いは、
業態の特徴として、
ロードサイド店で、
ハンバーグ、ステーキにメニューを絞り、
サラダバー、ドリンクバーで
効率重視の業態です。
大きな違いは、業態ではなく、
カウボーイ家族は、タッチパネルオーダーで
案内されてから、料理提供まで
従業員との接点がない点です。
若干、本当にオーダーが通っているのか?
不安になることがあります。
ブロンコの強さは、この比較から
・看板メニューの存在
・シズル感、実演の演出
・礼儀正しい接客
看板メニューのブロンコハンバーグは、
テーブルで仕上げのカットと
ソースを掛けてくれるんです。
ドリンクバー、サラダバー
そして、タッチパネルオーダーと
どんどん接客が省力化され
効率重視に移行していきます。
そんな中、
目利きの銀次江坂駅前店に
行きました。
モンテローザ系の海鮮居酒屋です。
平日のディナーです。
お世辞にも、忙しさはない状況でした。
このお店も、タッチパネルオーダーでした。
人員不足、採用難の救世主なのか?
でも逆に売上減の要因じゃないか?
居酒屋業態の苦戦の一因ではないか?
とも思うひと時でした。
どこまで、省力化が進むのか?
ホールの人は、料理を運び、
バッシングだけが仕事です。
まるで、一昔前のアメリカのレストランか?
と、思わせる現状です。
昔のアメリカのレストランは、
黒人や移民と白人の仕事が区別される
差別的な要素が飲食店ないで
見受けられました。
でも、アメリカのレストランは、
サービスの省力化より、逆にホスピタリティー強化に
動いているんじゃないでしょうか・
まあ、背景の違いや価値観の違いが
あるのは、現実ですが、
レストランでテイクオーダーを
省略することが、どこまで、虚しさを
発生させるものなのか?を一考して欲しいです。
ホールで働く人のやりがいは何か?
いい人材が、これで集まるのか?
サービス業は、何処へ行くのか?
サービスの概念は、
飲食店で働く価値やプライドは・・・・
諸々な不安が過ぎりました。
難しい課題です。
やはり、小規模店は、
看板メニュー中心の
少メニュー、小規模、少人員
3Sが必須です。
小商圏、高頻度を目指す
地域密着型を目指すべきです。
ドミナント展開で
早期多店舗化、そして行く行くは、
暖簾分け、もしくは、他人資本展開を
導入し、収益源の多様化を進め、
盤石な収益基盤を作りつつ、展開する
これに限ると思います。
タッチパネルが飲食店の当たり前には、
決してならないと確信します。
なるはずもない。
その時には、厨房には、ロボットが・・・
恐ろしいです。
でも、私が古い人間であることは、
ある意味、間違いない事実かもです?]]>