社長が店長に教える『月次予算の組み方』sono3
社長が店長に教える『月次予算の組み方』その3
その3です。
今日は、人件費計画です。
最も重要なポイントです。
ここでは、標準事業計画での数値が
概算での計画である前提で、考えます。
人件費の設定は、
会社満足とお客様満足の調和点を
設定することが目標です。
本来は、その基準値を標準事業計画で
設定することとなります。
では具体的内容に
人件費には、社員、アルバイト給与
と賞与引当、法定福利費の4項目
がある前提でいきます。
社員給与は残業により変動しますが、
ここでは、残業込みの給与で固定と
考えます。
社員給与が決まれば、法定福利費は
それに伴い決まりますね!
賞与引当に関しても固定費ですね。
となると、
アルバイト人件費のみが変動費であり、
店長がコントロールする数値と
なります。
人件費管理は、アルバイト時間の
コントロールと言い換えれます。
具体的には、
店長の5大職務の1番
作業割り当てと稼働計画の事となります。
人員配置を行い、あるべき基準通りの
価値をお客様に提供しつつ、効率良い
人員配置で、高い生産性を産み、収益につなげる
店長の持つ最も重要な技術です。
考え方は、
ワークシフト(人員配置)から考える場合と
数値(生産性、比率等)から考える2パターンが
大きくあると考えます。
ワークシフトからの思考は、
入客数予測に伴った人員配置、
キッチンに何名、ホールに何名
それぞれ、何時から何時まで、
スライドしつつ、時間帯の入客数に対応できる
体形を組む、計画する方法です。
これだけの入客数予測なら、
これだけの人員配置が必要だな、
という考え方です。
逆に、数値からの思考とは、
先に人件費の枠を決める考え方です。
人件費率や生産性の指標から
人件費として使える枠を
設定し、そこから固定費である、
社員給与、法定福利費、賞与引当
を引き、アルバイト給与の大枠を決め
その枠内で、ワークシフトを組む考え方です。
以下双方の更なる具体的な考え方に入りますが、
少し長くなりすぎですので、
次回に続くとさせて頂きます。
人件費管理、計画序章は、
ここまでです。
次回、具体論に続きます。]]>