飲食店多店舗化『共通点の中に相違点を埋め込む』
共通点の大切な視点とは?
『パンナコッタ』
イタリアのデザートです。
今では当たり前ですが、私が初めて
パンナコッタを知ったのは、約30年前!
当時ファミレス勤めの際に
フェアーのデザートとして初めて目にしました。
出来合いだったか?
仕込みだったか?
確かな記憶は無いですが、第一印象は、
『美味しい』
今でもその印象が残っています。
でも、このパンナコッタは、全然売れなかった!
マーケットが無い商品は売れない
結論から言えば、誰も知らない商品だった。
良く分からないものをオーダーしない。
故に、登場が早過ぎであった訳です。
当時でも、マックやミスド等のFFチェーンが
導入すれば、また話は違いますが、当時数十店舗の
ファミレス程度では、ブームは作れなかった訳です。
マクドが導入すれば、プロモーションを掛け
数千店舗が同時に珍しいデザートを売り出す!
ブームになりそうですよね!
飲食店に於ける大事な共通点とは?
マーケットです。
誰もが知ってる、知り始めている、
そんなマーケットがある事が飲食店には、
大事な視点です。
共通点の中で大事なのが・・・
マーケットが無いと小規模店がいくら先取りしても
中々、ブームは作りきれない。
故に、売れない。
じゃあ、マーケットが形成されつつある中、
大事な視点が、『相違点』です。
共通点=マーケット
相違点=独自性
成熟した飲食マーケット
その中で、全く新しい価値を創造する事は、
大変難しい技となりますし、ある意味危険も
伴います。
だからこそ大事な視点は、
『マーケット内に於ける独自性』が問われます。
この独自性の戦いが現在の飲食業内での戦いです。
カフェ、ラーメン、タピオカ・・・・
大小問わず全ての業態で知恵の出し合い
差別化思考の戦いが繰り広げられてます。
相違点を探す習慣を
メニュー開発や業態開発、革新では、
良く共通点ばかりを探しがちです。
俗にいう、パクリです。
それは、それでOKですが、
各社の商品を調べ、共通点を見出しつつ、
その中での、相違点を探す事が最終的な目的です。
そのままパクリじゃダメです。
そのメニューに如何に独自性を見出すか?
ここが勝負のポイントです。
共通点は、安心感を与え、相違点は、不安を
安心感が欲しいのが、人情です。
だから、経営者は、経営者同士集まる様になります。
自分だけ違えば、除外されれば不安になるのが人情です。
しかし、ビジネスは、別です。
大きなマーケット内で如何に違いをアピールするか?
ここがこれからの一番大事なポイントです。
不安が付きまとう視点ですが、独自性を
意識しましょう。
マーケット(森)無いで、キラッと目立つ
一本の木になる事です。
経営者は、孤独ですが、
この視点を持つ事が必要だからこそ、
孤独なんだと私は、思います。
『孤独を楽しむ』
重要な視点です。]]>