同一ブランド店の多店舗化はマイナスか?
同一ブランド店の多店舗化はマイナスか?
同一ブランド店の多店舗化
言い方を変えれば、チェーン化!
”マニュアル”という言葉と同じように
マイナスイメージを与える横文字と
成ってます。
ある紳士服系の大手の開発担当と
お話をする機会があり、なる程と思う
話を聞けました。
その大手は、誰もが知っている大手さんです。
大阪の中心地にできる大規模商業施設に
100坪、150坪レベルで、TOP命令として
出店実現の号令が出ているとのことです。
100、150の規模に出せる賃料として
坪あたりかなりの高額です。
4桁になる程の月賃料です。
高級なブランドの洋服ではない
紳士服の会社です。
なぜ、そこまで、賃料を出してまで
出店を目指すんですか?
と聞くと、
宣伝効果です。
との回答です。
大阪のマンモス施設に
出店することで、多くの方の目につきます。
その方々の自宅周辺には、この会社の
チェーン店舗が存在しています。
それだけで、チェーン全体の売上が
数パーセントから10%程度上がるんです。
との回答でした。
まだまだ、チェーン展開には、
相乗効果があるんだと再認識した瞬間でした。
狭いエリアに集中出店することは、
本当に効果が高いです。
500メートル圏に5店舗程度出すと
世間的には、10店舗以上あるように思われ
全店の売上レベルが向上します。
満席でウエイティング続きのお店の
30メートル先に同じ店舗を出したことがあります。
今も両店共、残っており15年ほど経過してますが
両店共そこそこに継続中です。
15年前の2店目出店時は、単純に2店で
倍の売上になり、食い合う事は全くなしです。
このようにチェーン化はプラス効果が大です。
大事なのは、提供している価値です。
価値が低い店舗のチェーン化は、マイナスです。
2桁以下の小規模の場合は、
初期店舗が、繁盛店であれば
坪売上30万円や40万円を超えているなら
絶対に複数化すべきであると思います。
小規模時の複数化は、信頼度向上に繋がり
ファンが広がる事に繋がることが多いです。
大事なのは、価値です。
価値ある事には、お客様は、敏感です。
商圏人口、提供価値、実際の運営状態
この辺りを十分チェックしつつ、
ドミナント化は、飲食店経営の成功への
近道ではないかと思います。
小規模で、複数ブランド化は、
要注意な展開方針であると私は、思います。]]>